●臨時快速ムーンライトながら攻略

2009年春より快速ムーンライトながら号は臨時列車となり、373系から183,189系に変更されております。また、運行当初より停車駅、到着時刻が変更となっておりますので乗車前に必ず最新の時刻表にてお確かめください。


  2003年夏より通称臨時大垣夜行が165系、167系(急行型)の老巧化のために、とき同じくしてL特急あずさを引退し、転属した189系10連の全車指定席、快速ムーンライトながら91、92号として運転されることなった。同列車は、H101,H102(H102は最初、H61,H62,6両編成×2だったが10両編成に再編成された。)の2編成が交互に使用される。ここでは新しく誕生した快速ムーンライトながら91号をポイントをかいつまんでご紹介していきたい。(2009年春より快速ムーンライトながらは臨時列車化になりこの183,9系編成のみが使われております。)なお、停車駅、接続列車、青春18切符、189系についてなど詳しいことについては、時刻表、鉄道雑誌、鉄道系サイトでお調べください。

<快速ムーンライトながら91号のポイント>

@乗るなら10号車?外すなら2,3号車?
不思議なことにこの列車の10号車のみ、グレートアップ車(詳細は座席の欄で紹介しています。) になっている。料金は一緒でなので、どの本にも10号車を希望したほうがいいと書いてある。しかし、座席の倒れる角度はそんなにかわらず、ほとんど夜を走るので景色など関係ないし、鉄道マニアの乗車率も高いのでそれほどお勧めとはいえない。またけたたましいコンプレッサーが停車のたびに鳴り響くのも頂けない。その反面マニアの間でハズレ席といわれているのがH101編成が来た場合の2,3号車。昔の椅子のまんまで、あまり深く倒れない。ハズレと騒がれるが、良く考えれば、窓側の人が外にでる時、机がないので気兼ねなく出れる席である。(他は隣がテーブルを使用していた場合、一度しまってもらわなければならない。)ともかく前評判ばかり気をとられず、何度かいろんな席を試してみよう。参考までに2003年夏はH101からのスタート。2003年冬はH102からのスタートでした。(2003年夏は2回運休になり、一度ずれた車両運用が戻った経緯がある。)
A喫煙車がある。
快速列車ですが、4、5号車のみ喫煙が可能です。その他の車両は、トイレデッキを含めて、禁煙です。最近の傾向としては、この列車に限らず禁煙車から席が埋まるようです。
B全区間指定席である。
定期便は豊橋まで全席指定だが、91号は全区間指定席になっています。下現在は全列車全区間座席指定席となっています。
C入線時間
意外に書かれていないのですが、 23:10(2003年夏の運転時は23:45でした。シーズンいにより異なるようです。)全車指定にもかかわらず、1時間前から人影がある。

現在は東京駅発着になりました。

D定期ながらとの違い
定期ながらの場合青春18切符期間中は、小田原から通路にまで人があふれ帰る為、身動きがほとんど取れなくなる。 一番問題なのが
トイレ。定期ながらは3両に一つしかないが、ながら91は全車両にある。強行乗車はながら91にもいるが、全区間指定の威力は大きく、定期ながら程ではない。(今回一番混むお盆のコミックマーケット【オタクの祭り】時に運休になったため、ピーク時の状況は正確には分からない。)またモラルのない若者がいると、通路に座って深夜帯にもかかわらず大声で話したり、携帯で話したりし、睡眠妨害をされる恐れがある。ながら91はデッキと客室にすべて仕切りがあるので、多少の騒音は防げる。【定期にはまったくない。】また車両の運用の都合上、大幅な遅れが発生した場合定期便は途中打ち切りになる場合が多いですが、ながら91のほうはどんなに遅れても終点まで向かうようです。
F豊橋
ここで定期ながらを追い抜くため、定期ながらから券なしで移動してくるならず者がいるので注意。(ながら91の方が大垣に1時間早く着くため。)※良識のある人は絶対やめてください。
G大垣
ほとんどの人が関西方面に乗り継ぐため、乗り換えに走る。ここで、後の号車に乗っている人は少しでも階段に近い、前寄りに移動しておくことをお勧めする。接続の列車は4両(米原で増結)なので、明らかに混みあう。また、米原で接続列車より先行する新快速(12両)があるので無理して走らず、大垣〜米原は立ち、米原から座るというほうが良い。小さいお子様を連れている方はこの乗り換え劇には、特に注意願いたい。


●編成図

←大垣                                      東京→

編成 1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車 9号車 10号車
H101 513 34 34 30 30 26 26 25 25 1023
H102 11 41 41 38 38 21 21 19 19 509
・マスの中の数字は車両番号です。クリックをすると座席の画像へ飛びます。

●座席のタイプ

 気になるのが、一晩過ごす座席である。号車によって多少座席のタイプが違うので気に入った席で寝れるようにあらかじめこちらで予習しておきたい。(なお、JRの有人のみどりの窓口では号車指定、座席指定が可能である。購入時に申し出たい。)

通称簡易リクライニングシート車。昔のままの座席であまり倒れない。また、通路側の人にはテーブルはない。仕切り扉は手動なので、付近の席だと気になって眠れないこともあるので注意。他の席よりは劣るが、この席でも十分眠れる。


  H102の2、3号車だけ仕切りドアが青い。座席は特急標準タイプの座席で、テーブルも各座席ついている。仕切り扉は手動なので、付近の席だと気になって眠れないこともあるので注意。


 ほとんどの車両がこのタイプ。上同様、座席は特急標準タイプの座席で、テーブルも各座席ついている。仕切り扉は手動なので、付近の席だと気になって眠れないこともあるので注意


  こちらが10号車。通称グレードアップ車で他の号車に比べ仕切りのドアが自動で、座席が一段高くなっており、窓も広い。また読書等もある。シート間隔もやや広いが倒れる角度はほとんど変わらない。また、モーター音がしないので安眠できる。このことはホームページや雑誌等で紹介されているので、鉄道マニアの常識となっており、10号車指定で券を買う人が多い。号車全体でマニア率は高くなりそうなので、苦手な方、また女性一人での利用は極力避けたほうがいい。なお、H101編成の日は中身は変わりませんが、内装が黄色となります。また、大垣から関西方面へ乗り換える人は乗り換え時間がわずかなのと、人が殺到するのでのりかえ階段に近い号車まで移動しなければないのが難点。


H101編成のグレートアップ車です。少々気分が変わります。(撮影はL特急さざなみ号での撮影です。実際はリネン類はありません。



愛称名は快速のまま。定期便のような絵入りのマークはない。


夜もふけ、時間だけが過ぎていく。


方向幕は用意されているが、なぜかこの日は快速のまま。


浜松に到着。東海エリアの駅名板と189系の取り合わせは、どこか新鮮。


大垣に到着。ほとんどが隣のホームの普通列車(4両)に乗り継ぐ。もちろん車内は満員。




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